2014年にブラジルのグアランティンゲタ工場、2016年にメキシコのサンルイスポトシ工場、そして2019年にはモロッコのケニトラ工場で生産を開始。一方、中国では2015年に3番目の工場として蘇州工場で生産を開始し、秦皇島、仏山拠点との一体運営を加速。また、自動車用補修ガラス事業を強化するため、2015年にポーランドのNordGlass社(現AGCオートモーティブ・ポーランド社) を買収した。
一方、2010年代、車は「つながるクルマ」へと進化し、ICT(Information and Communication Technology)化が加速。その変化に対応するため、2013年にAGCの関連会社であるAGCディスプレイグラス米沢で平面形状タイプの車載ディスプレイ用カバーガラスの生産を開始。2017年には京浜工場で世界初の3次元車載ディスプレイ用カバーガラスの生産を開始した。
また、V2X(Vehicle to Everything)の実現を見据え、2018年に「車両ガラス設置型5Gアンテナ」の開発に成功。2019年には自動車用ガラスアンテナの開発拠点となる電波暗室をベルギー・ゴスリーに建設した。
世界で初めて三次元曲面形状の車載ディスプレイ用カバーガラスを量産開始
AGC、自動車用ガラスアンテナの開発体制をグローバル3 極で構築