交通事故ゼロに向け、近年ではAIなどを活用して人為的ミスをカバーするADASの普及に大きな期待が寄せられています。一方で、夜間のADASの効力はまだ十分とはいえない状況です。
そこで当社では、暗闇でも人を発見できるセンサーとして使われるFIR(遠赤外線)カメラの物体認識機能を最大限に発揮する「FIRカメラ対応フロントガラス」を開発しました。
「FIRカメラ対応フロントガラス」は、フロントガラスの一部にFIRを透過する特殊材料を一体化しています。フロントガラス内の高い位置に可視カメラとFIRカメラを設置できるため、可視カメラとFIRカメラの視差が少なくなり、センサーフュージョンに有利になります。また、広い視野の確保や遠方物体の早期認識、センサーの保護にも有利になります。
FIRカメラ搭載フロントガラスで、夜間の歩行者交通事故ゼロに挑戦するAGC)